第12回 日本PTEG研究会学術集会にて、当院の土田茂院長が演題発表いたしました。
5月25日に横浜にて開催された。「第12回 日本PTEG研究会学術集会」にて、当院の土田茂院長が一般演題「出張PTEG造設における携帯型エコーの有用性について」、特別企画『RFBへの道・断食道操作と縦食道操作法(超音波プローベの選択と使用法)』「縦食道操作法」の2演題を発表いたしました。院長談話5月25日に横浜で開催された第12回日本PTEG研究会学術集会に参加してきました。当院からは2題の演題を発表してきました。1題は一般演題で、出張PTEG造設における携帯型エコーの有用性について。もう一題は特別企画で、PTEGの安全な造設のためのエコープローブの選択法と走査法についてのレクチャーを、PTEG開発者である東京女子医科大学外科の大石先生とともに行いました。PTEGは昨年保険収載された比較的新しい治療手技ではありますが、何らかの理由でPEGができない方への重要な治療手段であります。また最近は緩和医療の分野で、長期にイレウス管を留置しなければならない症例においてPTEGを行うことにより、患者さんの苦痛を大幅に軽減することができ、注目されるようになっています。全国から30題余の演題が発表され、夜遅くまで活発な討議が行われました。この治療手技が徐々に全国に浸透しているのを感じました。当院では平成12年からPTEGを取り入れており、すでに50例超の手術を施行しています。最近では造設経験の無い施設に出張して、現地での造設と使用法の伝達を始めて好評を得ています。この治療手技の理解が益々広がっていき、悩んでいる患者さんの助けになっていくことを切に願っています。