道東NSTネットワーク研究会第9回学術集会にて、当院の土田茂院長が講演いたしました。

10月29日に釧路市観光国際交流センターにて、道東ＮＳＴネットワーク研究会第9回学術集会が開催されました。
当院の土田茂院長が「ＰＴＥＧ復活の狼煙（のろし）−ＰＥＧを造設ができない患者さんのためにー」をテーマに特別講演を行いました。

院長談話
「10月29日に道東NSTネットワーク研究会第9回学術集会の特別講演で招聘を受け、PTEGの話をしてきました。会場は釧路市、私自身は以前訪れてからしばらくぶりだったので、再訪を楽しみにしながら、丘珠発のプロペラ機に乗り込みました。
この回は年一回、道東地区のNST関係者が集って勉強を重ねているようです。
看護師、薬剤師、栄養士などのコメディカルの方々を中心に、約80名ほどの参加がありました。
PTEGは今年4月に保険適応が再復活しましたが、まだまだ知名度が低いため、まずはこの技術を知ってもらうことが大切です。今回の講演も、本法の効果や、経鼻胃管、PEGとの違いを中心に基本的な事項を解説してきました。講演後は数件の質問があり、「自分たちに扱えるのか」という不安が前面にあったようですが、基本的にPEGと同じ管理法で良く、固定法や抜けたときの対処法を伝えて、安心感を持ってもらえたようです。
患者さんにとって最良の医療をするべく、治療の選択肢の一つとして活用してもらえることを期待しています。」

なお、PTEGは昨年9月に念願の薬事承認が得られ、本年4月には保険診療承認も決定しました。
本年7月23日に札幌医科大学で開催された第10回日本PTEG研究会学術集会（当院院長が当番幹事）にも、多くの医療従事者、関係者が参加し、大いに注目されました。